【増税メガネ】増税イメージ払拭にもがく岸田首相、減税検討を前倒し指示した舞台裏

岸田文雄首相が所得税の減税の検討を指示した。週明けの国会演説に合わせ与党に検討を促すシナリオだったが、急きょ前倒しして首相主導を演出した。
支持率が低下し増税イメージの払拭（ふっしょく）にもがく首相の姿に、与党内の求心力の低下が加速している。

20日夜、官邸のエントランスホール。かねて首相が語っていた「税収増の還元策」について記者団に問われた首相は「所得減税を含め、党における検討を指示した」と明言した。
与党幹部から要望が相次ぎ、経済対策の焦点になっていた所得減税の方針が、首相本人からようやく語られた。

　その直前、首相は自民党の萩生田光一政調会長、宮沢洋一税制調査会長、公明党の高木陽介政調会長らとそれぞれ計約1時間かけて会談を重ねた。
異例の会談は、首相にとって局面の打開策としての所得減税の重みの表れだった。

所得減税をめぐる指示は、首相ら官邸側が対応を二転三転させる異例の展開をたどった。

　まずは時期だ。首相らは当初、臨時国会初日の20日の所信表明演説で、「税収増の還元策」として税制改正を検討するよう指示することを明らかにする予定だった。
衆参の補欠選挙の投開票がある22日を前に、経済対策の目玉をアピールする思惑があった。

だが、演説を補選前に行うことに野党が強く反発。16日の与野党の協議で23日に変更され、補選前の打ち出しができなくなった。
官邸側は戦略の練り直しを迫られ、首相は記者団に「大胆な取り組みに踏み込みたい」と、所得減税をにおわせた。この首相発言に合わせて官邸幹部らは
23日の演説に「税収増の還元策の早急な検討指示」が盛り込まれることなど、所得減税をめぐるシナリオを周囲に明かし始めた。

続きは朝日新聞 (一部有料)
2023/10/21
https://www.asahi.com/articles/ASRBN6SDMRBNUTFK019.html

風評被害だと

勝共法で岸田！