【落語】5代目江戸家猫八さんの襲名記念で本堂沸く　沼田で「金剛院友引寄席」200回目

5代目猫八さんの襲名記念で本堂沸く　沼田で「金剛院友引寄席」200回目：東京新聞
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2023年12月25日 08時07分

　寺の本堂に落語家らが登場する「金剛院友引寄席」の200回目が23日、群馬県沼田市坊新田町の同院で開かれた。

　節目の回は、動物ものまね芸の江戸家小猫改メ五代目江戸家猫八さんの襲名記念。祖父と父の跡を継ぐ五代目は名刺代わりに、お家芸の「ウグイス」をひと鳴きして、県内外から訪れた60人超の演芸ファンの拍手喝采を浴び、長鳴鶏（ながなきどり）やフクロテナガザル、アシカほかの鳴きまねと形態模写で本堂を沸かせた。

　同寄席は寺に足を運んでもらおうと2009年に始まった。木戸銭（入場料）は無料で、来場者の浄財を市社会福祉協議会へ毎年寄付し、22年12月までの累計は273万1992円に上る。

　落語家と交友がある伊藤亮朝住職は「200回は通過点。寺の役割でもある、人が集う場として続けていきたい」と話した。