元ＳＫＥ４８、ラリージャパン参戦…助手席でノート読み上げるコ・ドライバーで総合２７位

12/8(木) 15:39配信
読売新聞オンライン

　１１月、国内では１２年ぶりに開催された世界ラリー選手権（ＷＲＣ）「ラリージャパン」に元アイドルの梅本まどか（３０）が、マシンの助手席に座って走りをアシストする「コ・ドライバー」として参加した。総合２７位でフィニッシュし、「『絶対完走』の目標を達成できた」と喜んだ。
　梅本はアイドルグループ「ＳＫＥ４８」出身。元々車が好きで、アイドル時代からモータースポーツの仕事も多く、２０１６年にグループ卒業後はタレントと並行してラリー活動を始めた。
　仕事の合間に大型二輪免許も取得し、コ・ドライバーとしても順調にステップアップ。入門カテゴリーのラリーチャレンジから始め、国内最高峰の全日本ラリーと経験を重ね、自身初の国際大会となるＷＲＣ参戦にこぎ着けた。
　所属チーム「ウェルパインモータースポーツ」で、ドライバーの村田康介をサポートした。ラリーはサーキットのように周回しないため、コースを覚えることはほぼ不可能だ。マシンの性能をフルに引き出すためには、コースを入念に下見し、コーナーの曲がり具合や方向、路面の特徴などを逐一記したペースノートを作ることが必要だ。レース中は村田の隣で、梅本が書き上げたノートを休みなく読み上げ、走りを助ける。
　ラリージャパンでは、パンクによるタイヤ交換や脱輪の対処などトラブル処理もこなした。村田は「ペースノートは１００点。ドライビングに集中できた」と太鼓判を押した。
　チームの松井悠監督は、「元アイドルでも、ステップアップすればＷＲＣに届くという過程を見せたかった」と話す。「今日までやってきて本当によかった。続けられる限りやりたいし、ラリーの良さをもっと多くの人に知ってもらいたい」と梅本。レースで表彰台の「センター」に立つことを大きな目標にしている

ソース　https://news.yahoo.co.jp/articles/a792b9d269680b33496ba8bdb1b3d05331d14b1f